親知らず、歯ぐきや頬粘膜、舌、口底などの違和感や腫れ、痛み、できものなどのお口のトラブルは我慢せず、相模原富士見の歯医者「ふるかわ歯科クリニック」の口腔外科へご相談ください。当院の院長は、横浜市立大学医学部口腔外科元非常勤講師を務める口腔外科治療の経験豊富な歯科医師です。院長自らが、患者さま一人ひとりの症状に合った治療をご提案いたします。
横浜市立大学医学部口腔外科元非常勤講師・日本外傷歯科学会認定医・指導医
口腔外科のエキスパートにおまかせください
横向きに生えている親知らずなど、通常大きい病院での手術を要するようなケースでも対応可能。横浜市立大学医学部から横浜市立病院歯科口腔外科での勤務も含め20年以上の経験から導かれた確かな治療をお約束します。
親知らずの抜歯
斜めに生えたり、歯ぐきに埋まったままだったりして正常に生えてこない親知らずをそのまま放置すると、歯みがきがしにくいことから虫歯や歯周病の原因となります。痛みや腫れ、うずきなどのトラブルへと発展してしまうこともあり、このような場合は抜歯が必要になります。
歯牙移植
これはどんな症例かわかりますか?
- 術前
- 術後
7番(親知らずの隣)の歯の根尖病巣がひどく、8番(親知らずの歯)と合わせて2本抜き、
8番の親知らずを7番に移植しています。
術後は5年後の状態です。5年経ってもきれいに維持できています。
口内炎
口内炎は口腔内の粘膜が赤くただれたり、潰跡があって痛くなったりする症状です。おもに口腔清掃と軟骨を使った治療、さらに炭酸ガスレーザーを低刺激で照射する治療を行います。痛みなどはほとんど発生しませんので、お気軽にご相談ください。
お口のできもの
頬の粘膜や舌に「できもの」やイボができたらご相談ください。
悪性の場合もありますので、早めの対応が必要です。
- 術前
- 術後
- 舌尖部下面の粘液のう胞
(Blandin-Nuhnのう胞)
- 術後、のう胞の摘出のみならず、舌小帯(舌の裏のすじ)の延長術も併用しているので、舌が伸ばしやすくなっています。
- 術前:下唇の粘液のう胞です。
- 術中:のう胞を切除しました。
- 術後:5針縫合しました。
- 術前:頬粘膜にも粘液のう胞はできます。
- 術中:摘出物です。(局所麻酔)
- 術後:縫合し、手術終了です。
お口のケガ
歯を強くぶつけてしまった、歯が抜けてしまった、口の中を切ってしまったなどのお口のケガの治療を行います。急を要する場合もありますので、お早めにご相談ください。
- 転倒して受傷、上唇は筋層まで 達する深い裂創になっています。
- 処置後。前歯も折れており、神経の治療を同時に行なっています。
- 転倒した際に、上の前歯が下唇にささり、裂創になっています。
- 5針縫合。抜糸は一週間後です。
- 歯肉が大きく裂けており縫合処置を施行しました。
- 裂けた歯肉もきれいに元に戻りました。
2回法による外科手術
2枚の写真の違いがわかりますか?
- 1回目
- 2回目
写真(1回目)が初診時の際になります。深く埋まっている親知らずの歯冠部だけを一部スライスして1年待ちました。その結果親知らずは生えてきて神経から離れ、安全に抜歯を行うことができました。いわゆる2回法です。写真(2回目)が抜歯直前の状態です。親知らずの位置が変わったことが分かるかと思います。
2回法を行うのは極めて稀ですが、治療を2回にわたって行うことや、1年という時間を使うことで親知らずが神経から離れていき、より安心で安全なだけではなく、口内健康を長く保つための外科手術を提供することができます。
金属アレルギー
銀歯や入れ歯の留め金など、歯科治療で口腔内に使用されている金属により、アトピー性皮膚炎や湿疹、紅斑(こうはん)、掌せき膿庖症(しょうせきのうほうしょう)、舌や粘膜の口内炎などの皮膚・粘膜疾患が発生することがあります。口腔外科では、このような症状も改善することができます。
これってガン?お口のできものの正体
栄養状態や衛生状態、また感染症などによって、口腔内にはさまざまな「できもの」や状態異常が発生することがあります。これらを口腔粘膜疾患といい、歯肉が白く病変する「白板症(はくばんしょう)」、粘膜が赤くなり痛みが出る「紅板症(こうばんしょう)」、真菌(かび)によって味覚障害などを招く「口腔カンジダ症」、粘膜の角化(かっか)がレース状に見られる「扁平苔癬(へんぺいたいせん)」などが代表的です。
なかにはこれらをガンだと勘違いしてしまう方もいらっしゃいますが、実際はガンではないことがほとんどです。相模原富士見の歯医者「ふるかわ歯科クリニック」では、塗り薬や内服薬を使用したり、症状によっては患部を切除したりして改善を図っています。まずはご相談ください。
患者様からよくあるご質問
親知らずがある場合は、早く抜歯すべきなのでしょうか?
一概に親知らずだからといって即抜歯をしないといけないわけではありませんが、下記ような症状の原因となる親知らずは将来的な症状の拡大を防止する意味でも抜歯が妥当と判断されています。
基本的には昔に比べて軟らかい物を食べるようになりどんどん小さくなっていく現代人の顎に対して、4本とも半ば無理やり生えてこようとするわけで、当然きれいに真っ直ぐ生えるのは困難になり、結果として斜めや水平になってしまったりして食べ物が詰まりやすくなり、最終的に虫歯や歯肉の腫れを引き起こしてしまいます。
親知らず=抜歯というイメージが一般的に定着しているのは生体に悪さをする親知らずが多いから、というわけです。
ここで問題は、斜めや水平に埋伏している親知らずの抜歯が手技的に困難な場合が多いということです。
具体的には水平埋伏知歯の抜歯の場合、歯肉を切開し、歯牙を覆っている顎の骨を一部削除しつつ、歯牙そのものも分割して顎の骨からくり抜くような外科手術が必要になります。術後1週間程度はかなり顔の腫れやつらい痛みが続く場合が多く、術後の不意な出血にも対応できる医院の設備も必要です。また顎の骨の内部に走行している神経に親知らずの根の先端が近接している場合は神経に傷をつける可能性もあり、その場合は下唇周囲の皮膚に知覚のまひが出現します。
ご自身の場合、どの程度のリスクがあるか口腔外科の専門の先生と十分に相談して手術に臨んでいただければと思います。
奥歯が左右4本抜けたが、入れ歯は外れてしまうイメージがあり避けたい…
他にいい方法がありますか?
虫歯や歯周病、または外傷などで歯を喪失してしまった場合、咬合機能や審美性の回復のために欠損部の補綴が必要になります。
ご相談の場合、喪失した4本が連続した4本なのか、前歯部なのか臼歯部なのかによっても対処法は異なってきますので臨床的によくある実際のケースに則してご説明していきます。
まず連続して欠損している4本の場合、欠損している両隣の健全歯を削り両歯を橋げたとして利用して連続した金属をセメントで接着する治療が力学的な観点から不可能な場合が多く、その場合は義歯を選択せざるを得ませんがご指摘のように外れてしまうこともあり、また保険適用の義歯では金属のバネ(クラスプ)が周囲から見えて美観が良くないという欠点がありますので、そのような方には保険適用外の義歯をお勧めしております。
ノンクラスプデンチャーといって金属製のバネを使用せず、また義歯本体の歯肉の部分も比較的軟らかい材料で構成されているためフィット感が保険適用の義歯よりも優れている利点があります。ノンクラスプデンチャーは欠損部が連続ではなく、とびとびの状態でも有効であり、審美性にも優れているので前歯部が欠損している症例に適しています。
しかし、ノンクラスプデンチャーも義歯は義歯であり異物感は保険適用の義歯よりは優れているとはいえ、脱着を繰り返さないといけないことには変わりなく、"入れ歯"という心理的な抵抗感を持ってしまう方も多いです。そのような方にはインプラントをお勧めします。
インプラントは顎骨にチタン製のフィクスチャーを埋め込み、数ヶ月後に骨への癒合(インテグレーション)を確認した後その上に補綴物を作成していく方法です。インプラントが人工歯根といわれるゆえんです。インテグレーションが完成すれば自分の歯とほぼ同じ感覚でかめますし着脱の不自由さもありません。審美性にも優れているので前歯部、臼歯部問わず行われています。
ただ保険適用外のため高額になる場合もあること、骨そしょう症を罹患しているなど、骨の状態によってはインテグレーションの完成が期待できず義歯を選択せざるを得ない高齢者の患者さんも少なくありません。
担当の先生と十分相談してさまざまな選択肢の中からご自分にもっともふさわしい治療法を選択していただきたいと思います。