3月6日の日曜日にズームにて横浜歯科漢方研究会が開かれ、歯科における漢方薬の治療法についていろいろな議論がなされました。参加した私も最新の研究法についてとても有意義な研鑽を積むことができました。歯科口腔外科領域においても漢方薬というのは非常に有効なものです。100種類以上ある漢方薬の中で歯科で健康保険の適用になっているものは数少なく、7種類しかないと言われています。しかし、その7種類も上手に使えば、非常に患者さんの満足を得ることができます。例えば口内炎が治らなかったり、加齢などに伴いお口が乾燥していつも口の中がヒリヒリしているような患者様に漢方薬を使うことで今まで他のクリニックの治療では感じられなかった効果を上げることができています。なかなか漢方薬となると東洋医学になりますのでハードルが高くて、勉強するのがちょっとためらいがちになる歯科の先生もたくさんいらっしゃると思うのですが、学べば学ぶほど非常に興味深い分野だなと感じています。私も漢方薬の処方することで、治療の引き出しが1つ増えたなと実感しています。早速翌日の診療から実践させていただいております。