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歯周病とアルツハイマー病の関係

最近、頻繁にテレビや新聞等でも報道されてご存知の方も多いと思いますが、九州大学の研究チームが歯周病菌とアルツハイマー病の因果関係を明らかにしたそうです。アミロイドβ蛋白(アルツハイマー病の脳に蓄積する物質としてご存知の方も多いと思います)が歯周病菌によって増えていくことが研究によって明らかになったということです。歯周病菌とアルツハイマー病に何らかの因果関係があると言う事は常々言われてきましたが、これを学問的に明らかにした研究としては画期的のようです。現在アルツハイマー病は確かな治療方法が未だない疾患と言っても過言ではありません。なので、それをいかにして予防していくか、歯周病をコントロールしていくことでアルツハイマーになる可能性が少しでも減らせればいいなって思います。この写真は本日の朝のモーニングショーのテレビの画面を慌てて写メしたものですが、非常に興味深かったのは、いつも怖い顔をして政権批判をしたり、政府の新型コロナウィルス対策を批判しているようなコメンテーターの方々が、この歯周病の話題の時だけは、ほんとに真剣に自分の歯をどうすればいいかを解説の教授の先生に尋ねていたことです。皆さん患者様の顔になってました。やっぱりみんな歯のことでは困ってるんだなぁと痛感させられました。我々歯科医師の責任の重さもさらにさらに実感した朝でした。