虫歯や歯周病なので抜歯を余儀なくされる場合、多くの場合その患者様は内科的なお薬を服用されている場合が多いです。降圧薬や、場合よっては不整脈などの治療でいわゆる血液をサラサラにするお薬を内服されている方もいらっしゃいます。当然その場合抜歯後の出血が大量になってしまったり、場合によっては翌日になっても止まってないなどのことも想定されます。今回お見せする写真は骨粗しょう症のお薬を服用されている方の抜歯のリスクについての話です。骨粗しょう症の治療するので一見骨が強くなるイメージがあるのですが、確かにお体全体の骨は強くなるのですが、抜歯した後の顎の骨の治癒が遅くなってしまい場合によってはお願いしてしまうと言う報告もあります。確率的には非常に低いのですが、我々歯科医は非常にナーバスになる内服薬です。我々歯科医が患者様のお薬手帳などを必ず確認しておかなければいけないものです。