このグラフをご覧ください。この棒グラフは6年に1回行われる国の歯科疾患実態調査の結果です。それぞれの年代別に何本の歯が残っているかというのを調べた結果です。このグラフを見てとてもよくわかるのは60歳以上の方が本当にこの数年で歯の数が増えたということです。口腔衛生状態が良くなり、ご自分の歯で噛める方が多くなったといえます。 70歳を過ぎても歯を1本も抜いてない方がいらっしゃるのも今は不思議ではありません。この棒グラフを見ると昭和62年に65歳の歯の数の平均が 10本だったと言うことが逆に驚いてしまいます。もともと人間の歯は親知らずを除けば28本ですから 65歳で既に半分以下しかなかった訳です。この数年で本当に良くなったと言うデータです。いつまでも自分の歯で噛めるように、そしておいしいものを食べて健康長寿を保つことが我々の使命だと思っています。